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基本に忠実に本質を伝える

基本に忠実に本質を伝える

読む工夫・書く工夫

さて、今回は

怠けてなんかない!ディスレクシア
読む・書く・記憶するのが困難なLDの子どもたち。
ISBN4-265-80126-9
の101ページ~102ページを参考にしています。

フェラーリくんはごく軽度のディスレクシアなので、周囲の大人は彼が通常の数倍の努力を払って読み書きしていることを知りません。私も長い間気づきませんでした。
学校の教師の評価は「ありがちな、頭はいいけれど反復練習が嫌いな生徒」というものです。違うんだけどなぁ。反復練習はすさまじくしているよ。

少しでもその負担を楽にする方法がないか一つづつ試してみました。

×指で文章の両端をおさえる 
△指でなぞる        
△紙で他の文章を隠して読む文章だけ出す 
↑この方法ではよく読めるようになりましたが、折角フェラーリ君は論理的思考力を3Dで展開しているのに、その能力が活かせません。
◎筆記用具を読む行に平行におく

他に透明な下敷きに一本線を引いておくという手段もあるそうです。
どの方法がお子さんに合うかはそれぞれ違いますので、一通り試すのがいいかもしれません。

以前から分かっていることだと、フェラーリくんはPCならば読み書きが存分にできますので、普段はPCでも読み書きをやってもらっています。家庭学習はそれで良くても試験はそういうわけにいかないのよね・・・。

そして、書くのが何より苦手な彼が文字を書いているところを見て、ちょっとひらめきました。

「フェラーリくん、ノートの1行に一文字書くのではなくて、3行使って文字を書いてくれる?」

書けた!

基本に戻るべきでした。書くのが難しい場合にはでっかく書く。
そのために模造紙を常備しているのですから。

真っ白な紙に書いてもらうと比較的良くかけますが、形が取りづらい。おそらく漢字練習も1年生用の大きなマスを使えばうまく行くのではないかと思われます。

普段は電子辞書を使っています。彼の思考能力に普通の辞書を引くのでは追いつきませんので。とても巧みに使いこなしています。やっぱり頭はいいと思うんだよなぁ。

ちなみに、ディスレクシアであろうとなかろうと、文字はでっかくはっきり書くのが学力向上の基本です。


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